脳卒中について
脳卒中とは、脳血管の障害により脳組織が障害を受ることで、いろいろなな症状を引き起こす脳血管疾患の総称です。
下記グラフは、平成25年国民生活基礎調査、性別にみた介護が必要となった主な原因の構成割合ですが、男性の罹患が多く28.4%、女性13.3%となっています。また、寝たきりになる割合が34.5%と一番の原因となってるのが脳卒中(脳血管疾患)です。

脳の血管が破れて出血することで起こる「脳出血」「くも膜下出血」や脳の血管が詰まることにより起こる「脳梗塞」などがあります。いずれも高血圧が一番大きな原因と言われます。
脳卒中(脳血管疾患)の症状
脳に血液を送っている血管が詰まって、その先の領域に血液が届かなくなったり、出血によって脳が圧迫されて脳の細胞が壊死してしまいます。そのため、倒れて意識がなくなったり、麻痺が起こるといった様々な症状が現われます。脳卒中(脳血管疾患)の症状は、脳梗塞の症状、脳出血の症状というものではなく、脳のどこに障害を受けたかで違ってきます。「卒然(そつぜん)と中(あた)る」、つまり「突然に当たる」のが脳卒中ですが、手足がしびれる、力が入らない、舌がもつれると言った症状が一時的に現れ、24時間以内に消失することがあり、一過性脳虚血発作と言って、血栓の前触れである可能性があるので、受診することが大事です。脳卒中(脳血管疾患)は、短時間で状態が悪化し致命的になる危険な疾患です。一刻も早く専門医のいる医療機関で診察を受けさせます。
脳梗塞
脳梗塞とは、脳の血管が詰まることに因って、詰まった先の脳細胞が壊死してしまい、脳の働きが障害される疾患です。
脳の血管が動脈硬化を起こして狭くなって詰まってしまうか、太い血管や心臓で出来た血栓(血の塊)が脳の動脈を詰まらせることに因って起きます。不整脈や高血圧も危険因子です。
脳梗塞の症状
脳梗塞の症状には、以下の様なものがあります。
・突然、ろれつが回らなくなる
・片側の手足が麻痺する
・ものが二重に視える
・めまいやフラつきがある。
脳内出血
脳内出血とは、動脈硬化などにより脳の血管が破れて脳内で出血が起こるもの。
脳内出血の症状
脳内出血の症状には、以下の様なものがあります。
・ろれつが回らなくなる
・片側の手足がしびれたり、麻痺する
・頭痛、めまい、嘔吐、意識消失がある。
・突然大きないびきをかいて眠ってしまう
・大量出血の場合、死亡や植物状態に
くも膜下出血
くも膜下出血とは、脳を覆う三層の膜のうち、軟膜とくも膜の間に出血して脳を圧迫する疾患です。
比較的若い年齢層にも発症する。
くも膜下出血の症状
くも膜下出血の症状には、以下の様なものがあります。
・突然の激しい頭痛
・嘔吐、痙攣、意識障害
・ものが二重に視える、まぶたが閉じられない
・発症後10日くらい経ってから、水頭症が起こることがある
