高血圧症について
高血圧症とは、安静状態での血圧が「慢性的に正常値よりも高い状態」をいいます。
高血圧は、脳卒中(脳梗塞,脳出血,くも膜下出血など),心臓病(冠動脈疾患,心肥大,心不全など),腎臓病(腎硬化症など)および大血管疾患の強力な原因疾患。日本高血圧学会の「高血圧治療ガイドライン2014」による高血圧の基準値は、診察室血圧値で140/90mmHg、家庭血圧で135/85mmHgで、これ以上の場合は高血圧として治療の対象となります。
2010(H22)年国民健康・栄養調査によると,30歳以上の 日本人男性の60%,女性の45%が高血圧(収縮期血 圧 140mmHg以上または拡張期血圧 90mmHg以上, または降圧薬服用中)と言われています。
高血圧の症状
自覚症状は殆ど無い。
肩こりや頭痛を感じることがあるが、これらも高血圧特有の症状ではない。
症候性高血圧の場合、原疾患により浮腫や発汗過多などの症状がみられる
※急激な室温変化は、血管に負担をかけるので、特に冬場のトイレ・浴室の室温管理が大切
高血圧の治療
◇薬物療法
・降圧剤の内服
・日本では、作用の仕組みの違いから、主に4つの薬剤を使い分けている
①カルシウム拮抗剤(血管拡張作用)
②ACE阻害薬(アンギオテンシンⅡの産生を抑える)
③ARB(アンギオテンシンⅡの作用を受容体部分で抑える)
④利尿剤(腎臓からのスイムンとナトリウムの排泄促進)
◇非薬物療法(生活習慣の改善)
・食塩摂取量制限
・適正体重を維持
・アルコール摂取を適量
・適度な運動
・禁煙
・脂質(飽和脂肪酸やコレステロール)の摂取制限
日常生活の注意点
・降圧薬の効果で血圧が下がっても、生活習慣の改善は続ける
・ストレスを減らす。
・入浴する。
(ぬるめ(40℃くらい)のお湯にする、長湯はしない、寒い季節は脱衣所や浴室を暖める)
・毎日(決まった時間、条件で)血圧測定。1機会2回測定が基本。
